太陽の周りに虹の輪ができる理由!濃い色できれいな時は花粉に注意?

太陽の周りに虹の輪ができる理由!濃い色できれいな時は花粉に注意

春先に時々出現する「太陽の周りに虹の輪現象」はいったいったいどうして起こるのでしょうか?
見ていて、とてもキレになのですが実は花粉症の人にとっては困った現象でした。

今回は、太陽の周りに虹の輪ができる理由と、濃い色できれいな時は花粉に注意が必要なことについてお伝えします。

太陽の周りに虹の輪ができるの理由?2つの前兆と言われている

太陽の周りに虹の輪が出来るのはこの花粉の大量飛散が原因だった

太陽の周りに虹の輪ができると良いことと悪いことの2つが起きる前兆と言われています。

太陽の周りに虹の輪ができると幸運が訪れる前触れ

夢ないようなことを申すようで申し訳ないのですが、これは迷信です。

よくハワイでは虹は幸せの象徴としてされています。

理由は「雨が降らなければ虹はできない」とするところから。雨を苦難に見立て、苦難があるからこそ、その先にキレイな虹が出る(幸せ)がくる。という言い伝えがあるのです。

日本では、そういった言い伝えは聞いたことありませんが、 虹というキレイな現象が、そのような迷信を作ったのだと思います。素敵な話です。

太陽の周りに虹の輪ができると地震の前兆

富士山に変わった雲がかかると地震が起きる前触れだとか、自然現象を使った地震の前触れ話もたくさんありますが、この太陽の周りに虹の輪ができる現象も、なぜか地震の前兆だと言われていますね。

しかし、残念ながら全く科学的根拠がありません。

これほどまで科学が発達した時代でも、地震の予知は難しいとされていますので、こういった自然現象で地震で予知ができればいいのですが…研究者にお任せするしかありません。

太陽の周りに虹の輪ができるのは花粉光環現象!の濃い色でキレイな理由も

太陽の周りに虹ができるる現象のことを専門的には「花粉光環」といいます。

春先によく見られる現象で、実はスギ花粉が大量に飛散していることが原因で起こります。

太陽の周りに虹がの輪ができるのは「回折」という現象によって、太陽からの光が曲げられたり、散乱することで起きます。

回折現象は、太陽の光は雲の粒子や花粉の粒などの障害物にぶつかり、それぞれの光の波長に応じて、障害物の後ろに、まわりこむように曲がる現象が起こり、曲がった光は、ちょうど輪を描くように集まることで、太陽の周りに虹がの輪が発生します。

このとき、赤系の光ほど大きく、青系の光ほど緩やかに曲がる波長をもっているために、赤色を外側にして虹色の環ができるのです。これは雨が降った時に出る虹の色の分布と同じですね。

また、スギ花粉の粒の大きさが揃っているほど、太陽の周りに虹がの輪の色はキレイに見えます。スギ花粉の直径は、約0.03mm~0.04mmとほぼ揃っているために色がキレイなのです。

さらに、花粉の粒はまん丸ではなくて、一部が尖っています。なので空気中に飛散した時に粒が同じ方向を向くことになるのです。

光を反射する部分が一斉に同じ方向を向いている状態で光を曲げるために、スギ花粉が多く飛散する時、つまり太陽の反射する物体が多い時には、太陽の周りに虹の輪の色も、より濃く見えるという訳です。

太陽の周りに虹の輪は何かの前触れや何かの予兆ではなかったようです…

太陽の周りに虹の輪ができる理由!濃い色できれいな時はスギ花粉に注意

さてさて、もうお分かりですね。太陽の周りに虹の輪ができた時は、スギ花粉が大量に飛散していることを意味します。

花粉症の人は、太陽のまわりに何重もの虹色の輪を見上げて「わ~キレイ!」なんて言っている場合ではありません。

マスクをしっかり着用して、なんなら花粉用のメガネとかで、しっかりとガードする必要があります。

太陽の周りに虹の輪ができるのはスギ花粉の大量飛散が原因だったなんて、なんとも夢のないお話でしたが、これも一つの知識として覚えておきましょう。

太陽の周りに虹の輪ができる理由と、濃い色できれいな時は花粉に注意が必要なことについてお伝えしました。

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